1.おせち料理のライン作業
冬休みの年末に少し時間が空いたのでアルバイトをしようと思い、求人情報誌を眺めていると、デカデカと掲載された「未経験者優遇」の文字。「短期間で稼げます」「誰でも出来る簡単な料理です」このような見出しが書かれていたので、即電話してアルバイトの面接を希望しました。先方は、「面接はやらないから、直接来て下さい」との事。

 

(はて?面接も無いなんて、ずいぶんと楽だなぁ。まぁ、年末だし何処も人手不足なんだろうなぁ。)と思い、着いた先はあきらかに「料理」とはかけ離れた工場でした。ひと通り自己紹介をした後、「早速、作業へ入って貰います」と言われ、連れて来られたのは「ライン場」でした。

 

お正月用のおせち料理をラインで作っている工場だったのです。確かに料理には違いないのですが。
作業は簡単でした。私は昆布係をまかされ、唯一の昆布担当。勤務初日から昆布部長に抜擢されたのです。
ラインで流れてくる折り詰めに、ひたすら昆布を詰める作業を延々とする作業。初めはチームのリーダーに「昆布の人、量が多い!」「昆布の人、綺麗に盛って!」などと怒号を浴びせられながらでしたが、数時間も続けていると、不思議と昆布を箸で持った瞬間に重さ、量がわかるようになってきます。

 

このスキルを身に付ければ、あとは単純作業ですので、睡魔との戦いでした。流れてくる折り詰めを見ていると、私が流されている様な感覚に陥り、突然睡魔が襲ってきます。

 

短期間のアルバイトでしたが、ライン作業は全て無事に終わりました。

 

今でも食卓に昆布が出ると、その時のチームのリーダー(女性)が言った言葉を思い出します。

 

「ライン作業でも、立派なおせち料理になるんだよ。私はね、こんな作業でも、心を込めて作っているのさ」

 

 

2.お歳暮の時期にしたアルバイト
高校生の時に、近所の人が丸大ハムで働いており、年末は忙しいのでアルバイトしないかと誘われて、喜んですることにしました。

 

高校生としては800円はまずまずですし、家に近い。そして学校が終わってからすぐに行けば4-5時間働く事ができ、そこそこ良い収入になりました。12月下旬までの仕事で最初の1週間は学校に行きながら働きました。

 

仕事内容は丸大ハム、大きな高級ハムを箱に詰めていく仕事です。軍手をしてダンボールを扱います。それほどきついこともなく、忙しすぎることもなく、自分としては楽にできた仕事だと思いました。ハムがとてもおいしそうで、ひとつ持って帰りたくなったのを覚えています。

 

大きな倉庫で大勢の人でするという仕事ではなく、小さな事務所で、10人いるかいないかのところでの仕事ですから、落ち着いており、楽しい仕事でした。外ではなく中ですから寒くもありませんでしたから快適でした。

 

友人と2人で一緒に働いていましたので、しゃべりすぎて少し怒られたりはありましたが、約3週間で6万円くらい稼げたので、当時高校生としては嬉しいお金でした。

 

年末は短期のバイトが多く、高校生や学生にはぴったりの仕事がたくさんあります。



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